日田市の税理士・小野英範のブログ >>日田市を拠点に全国の繁栄意欲企業を応援!繁盛法が学べ、直ちに実践できる情報の館

2009年07月05日

節目

 公務員を退職後、8年の歳月が流れました。つまり税理士になって8年が過ぎたということになります。

この間の税理士業界やそれを取り巻く環境は大きく変化を遂げている。電子申告ひとつを取ってみても便利になったということは、申告そのものが容易となってきていることでもある。

確かに複雑な処理が求められることもあり、そこはプロならではの技術が求められるわけであるが、簡単な申告は自分で電子申告で済ませることができるわけです。

会計ソフトに関しても毎月同じ仕訳が発生する取引も多いことから、定型入力などの登録で入力事務が容易となりました。

さらには会計事務所からお客様のパソコンにアクセスして、事前に入力状況を確認できるようにもなりました。

しかし、アナログ的にお客様にお会いして確認しなくてはいけないことは、どんなに技術が進歩してもなくなることはありません。

反対に簡素・合理化できる事務はどんどんとこれを推進していかなくてはなりません。

ここの選択肢を間違ってはいけません。アナログ的対応の部分は何なのかを徹底的に見極めることが大切ですし、ここが中小企業の存在意義でもあります。

税理士9年目ということは、小学校入学から中学校3年生という節目の年となります。

年齢だけを重ねて進歩がないということにならぬようにせねばなりませんね。


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posted by ono at 10:33 | 大分 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | 世に問う、私はこう思う

2009年07月04日

強敵

 先日、相続税や贈与税の課税基準となる土地の評価額「路線価」が発表となった。

全国的には3年ぶりの下落であるが大分県は引き続きマイナスが続いている。下げ止まりの感はなく、底が見えない状況である。

それでも新たな経済刺激策として、今年または来年に土地を購入して、その土地を5年以上所有後、売却した利益には課税しないという税制が施行されている。本当に購入する人がどれくらいいるのだろうか。

お金を持っている人の財布から何とかお金を取り出して経済に刺激を与えようとする制度ではあろうが、さらに値下がりのリスクが頭をよぎる。

地方においては主要都市を除き、人口減少に伴う賃貸住宅の空室などがひどく、大分県国東市などではキャノンの派遣打ち切りなどで入居率2割などの賃貸住宅が多いと聞く。

日田市でもキャノンの進出が予定されていたが、どうも雲行きが怪しい。今年も現地法人での採用はなく関連法人で地元新卒者を採用する予定となった。

広大な敷地を今後キャノンがどのように活用していくのかが興味深いところである。

さて、毎日ブログを更新しているが、わが社のスタッフもブログに挑戦することとなり、現在準備中のようである。

野球に始まり産直野菜、ブルーベリー、カブトムシ、オクラと豊富な話題を満載しての登場に、危機感を募らせている。

ブログ順位も逆転されそうな状況が想定されるが、これも実力の世界である。

我が思いを粛々と伝えていこう。

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posted by ono at 06:04 | 大分 雨 | Comment(2) | TrackBack(0) | 世に問う、私はこう思う

2009年07月03日

経営計画物語その1

「嘘だろう」、社長の吉川は言葉を失った。

向こう3年の取引更新契約が不調に終わった。ライバルのK社に取引が全面的に移行された。この3年間こちらには何の落ち度もないはずである。心当たりは全くない。

営業部長の日野山も顔面蒼白である。先方の営業部長とは先日ゴルフをしたばかりであった。来月以降の取引についても詳細を詰める段階で、あとは毎月の決済方法が未了となっていただけであった。

 売上のほぼ50パーセントを占める山本産業との取引は我が社の命綱でもあった。山本産業との売上構成割合を下げるべく他社との取引の拡大に時間を割いてきたが、まさかこのような結果になるとは思いもよらなかった。

社長の吉川は、この難局を乗り越えるためには現在の資産を有効に活用してこの急場を乗り越えなくてはならないと考えた。

資金繰りをどうしよう。吉川は一人になった社長室から税理士の小野に電話連絡をした。
「山本産業との取引が更新できませんでした。ついては今後の資金繰りを相談したいのです。従業員の雇用だけは何とか守りたいのですがどうでしょうか。」
と絞り出すような社長の声に、ただならぬ状況を察知した小野は、今までに感じたことのないプレッシャーと、何とかしてあげたいという思いが脳裏をよぎった。

翌日、社長室で今後の方針について入念な打ち合わせを行う。売上の減額による原価の見直し、社員で処理できる外注費の内製化による外注費の圧縮、役員報酬の大幅カット、従業員給料の2割カット、逓増保険の解約による資金ねん出、以上の対策で来季からの3年間を乗り切れないかシミュレーションすることになった。

小野はこの打合せ結果をもとに中期5カ年計画書を作成することにした。いつもは新規事業の展開や設備投資の回収が可能かなどの積極的な経営方針に伴う裏付け資料の作成で、どちらかといえば楽しい計画書作成なのだが、何とも気持ちが重い。しかし、そんなことは言っていられない。

徹夜での作業で翌日の夕方には社長説明用のたたき台資料が完成した。だが、詳細に作業を進めれば進めるほどに資金がショートしてしまい、この計画では会社が存続できない。

翌日、社長に報告、現状の計画では2年後に資金ショートを起こしてしまうので、再度計画の見直しが必要であることを説明した。食い入るように計画書を見つめる社長の目は、睡眠不足に加えてこの計画書にさらに何らかの手立てを加えなければならぬことをできれば避けたい気持ちでいっぱいであった。

小野は社長の気持ちが痛いように分かるもののもう時間がない。1日遅れればそれだけ会社の存続が危ぶまれる。社長が手をつけたくない人を減らすという作業をしなくてはこの急場はしのげないのである。それは、社長の吉川が一番よく理解していることなのである。

人件費の大幅なカットを提案することは簡単であるが、それを決断するのは社長である。社長が決断することを小野は待つしかなかった。
しばしの沈黙の後、社長は、「全従業員の2割に当たる10名の削減をするしかあるまい。売上の50パーセント削減は、雇用を守るという聖域を設けての事業再建はやはり無理がある。」やっと社長は決断をした。

社長からの再度計画の見直し指示があり、希望退職を募る形での退職金の計上と人件費の圧縮を再度計画書に織り込んだ。この計画書がほぼ計画通りに事が進めば会社存続の可能性は生まれる。

あれから3年

会社は残った。希望退職に結果として12名が応募してくれた。中期5カ年計画書をもとに、単年度の資金繰り及び利益計画書(限界利益管理表)を作成して、全社あげての予算実行管理を実施した。社長の吉川は会社の数字をすべてオープンにした。そうでなければこの急場はしのげないであろうことは十分に理解していた。

資金繰りを優先するために、支出を伴う一切の節税対策を見送った。納税することが資金繰りをよくすると何度も小野から説得され、最初はかなりの反発をしたものの、繰り返しの説明でやっと理解することができた。

そんなある日、新聞紙面から山本産業の倒産記事が飛び込んできた。ライバルのK社も連鎖倒産である。

社長の吉川は何が幸いするかわからないことをひしひしと感じた。無我夢中の3年間であった。今日があるのも経営方針を社員一丸で決めたあの3年前の出来事があったればこそである。
そして経営計画書とそれを実行管理する限界利益管理表が今日の日を迎えさせてくれたのである。

しかし、喜んでいる場合ではない。明日を生きていくための計画書とそれを管理する仕組みに終わりはない。さらに精度を上げていかねばと、吉川の次の課題は見えていた。

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posted by ono at 05:55 | 大分 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | 経営計画・実績管理

2009年07月02日

第一印象

日田玖珠地域の集中豪雨もやっと峠を越したようです。ニュースでも取り上げられましたが、それにしてもよく降りました。

たいした災害もなく何よりでした。人災がないことがまずは一番大事ですから、ほんとによかったですね。

7月に入りあっという間に半年が過ぎてしまいましたが、今年の目標に対して半年間の進捗状況は如何でしょうか。

「あっという間に半年が過ぎてしまいました。何も進んでいません」では進歩がありません。

計画に対しての反省と、後半にどうするか軌道修正すべき点はどこにあるのかを十分に検討して、今日からの仕事に生かしていかねばいけませんね。

さて、当社の経営理念は「笑顔」なのですが、毎朝、笑顔の顔になる訓練をしています。

どうやってするのかといいますと、「ウイスキー」という言葉を5回ゆっくりとしゃべる。そうすることにより、笑顔が素敵になるのです。決して朝からウイスキーを飲んでいるわけではありませんからお間違えのないように。

それでも発声が早くなるんですね。どうも皆さん恥ずかしいが先にあるのかもしれません。

初めての方とお会いする機会がほんとによくあるのですが、自分自身を含めて、第一印象はとても大事ですね。

笑顔はその方の内面をあらわしていると思いますし、作り笑いはすぐに分かってしまいます。長くは続かないものです。

組織活動で一番大切なのは協調性であり、組織の輪を乱さずに、自分自身もしっかりと責任と義務を果たして、組織に貢献できるかではないでしょうか。

どんなに仕事ができようとも一人では組織は動きません。仮に一人だけの組織であっても、お客様から敬遠されてしまいます。

素敵な笑顔は組織活動のスタートでもあるわけです。今日の笑顔は素敵ですか。

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posted by ono at 06:09 | 大分 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | 組織

2009年07月01日

早期処理

 昨日は、合計7名の方と初めてお会いした。午前中は6名の方からの集中砲火、最初は緊張したものの徐々にペースをつかんできた。

午後からも1名の方と2時間税務コンサル、合わせて4時間余りの時間の接客はさすがに疲れます。

集中しますからお腹がペコペコになります。相当なエネルギーを使っていることがわかります。

基本的には聞き役ですが重要なポイントでは、確認作業と今後のアドバイスが必要となってきます。

いつもは緊張感がない仕事をしているのではないかと○○さんに言われそうです。

さて、税務調査で指摘事項があった場合、その指摘事項に意義がなければ修正申告を納税者がするわけですが、指摘事項に納得がいかない場合は、税務当局は職権で「更正」という処分を行います。

そしてこの処分に対して異議を行う場合には、国税不服審判所に「審査請求」することとなるわけです。

その結果にも不服がある場合には、裁判所の審判を仰ぐことになるわけです。

相当なエネルギーを必要とします。事前に納税を済まして裁判に臨まなくてはなりません。そうでなければ延滞税(利息)が大変な金額になります。

できればそんなことにはなりたくありませんね。そうなる前に解決策を講じなくてはなりません。それが我々の仕事だと常日頃から感じています。

事が起これば、それを早期に解決していく。常識的な判断であれば道は開けるはずである。それが時間が遅くなればなるほどに変な方向に進みかねない。

早め、早めの対応は身を助けます。




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posted by ono at 07:33 | 大分 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | 税に関するお知らせ・意見等
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